こんにちは。
草加市で2児の子育てをしているカズミンです。
現在、海外に携わる仕事をしながら、
週一回子供たちに英語を教えています。
日本人でも大変な引っ越しの手続き。
不動産探し、賃貸契約、連帯保証人など、
引っ越しまでの流れもそうですが、
退去の際のトラブルも起きがち。
ましてや外国の方がそんなトラブルに遭遇したら。。。
自分がもしその立場だったらどう乗り越えるでしょう。
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12年前のこと。
友人のアメリカ人デリックさん(仮称)が、
5年住んだ日本を離れ母国に帰るということで
引っ越しをすることになりました。
明日はいよいよ渡米の日。
賃貸アパート引き渡しの立ち合いをすることになりました。
不動産会社との約束時間に
デリックさんアパートに行くと何やらもめています。
「払ってください」
「払いません」
よく聞いたら、彼は不動産会社から
敷金を請求されているということがわかりました。
しかも畳すべてを新しくするということで
確か請求額は2万円程だったと思います。
ここで問題となったのは2点です。
①デリックさんと日本人の間に
「敷金」に対する言葉の理解が違ったこと
敷金とは簡単に言えば
管理会社が手配した請負会社が
修理や清掃するのに充てられるお金
のことです。
日本では、
稀に返金されることもありますが、
基本的には戻ってこないか、
請求されることさえあります。
理由は経年劣化した部屋を原状回復したり(例:クリーニング)
状態が悪い時(例:タバコの痕)に
特別な対応が必要になるためです。
しかし海外では、相当な理由がない限り、
基本的に全額戻ってきます。
経年劣化や原状回復という考えはありません。
②不動産会社の説明不足
言葉の壁はあるといえ、
デリックさんは少し日本語が話せます。
敷金・礼金・更新料・保証人などの
基本的ワードの理解もしています。
外国人ということでおそらく詳しい説明を避けていたのでしょう。
その場にいた不動産担当者は、
「敷金を払ってください。契約なので。」の一点張りで、
それ以上説明はしていない様子でした。
★
さて引っ越し時に起こったトラブルをどう回避するか?
私は2つのことを確認しました。
まず契約書を見せてもらいました。
すると特記に「原状回復の義務」について
何も記載がありませんでした。
つまり経年劣化した畳を、
引っ越しした日の状態に戻す義務は
書類上ないということがわかりました。
もう一つ。
確かそのアパートに引っ越した日に、
写真か動画を撮っておくといいよとアドバイスしたことを思い出しました。
デリックにすべての写真を見せてもらい、
現状の状態とは畳がほぼ変わっていないことを確認しました。
★
そこで私とデリックは、不動産会社に
その2つの証拠をもって交渉。
その結果、なんと!
請求されていた畳代2万円を支払はなくてよくなったのです。
むしろ後日、クリーニング代との差額が少し戻っていたと聞きました。
引っ越し時に起きたトラブルを救ったある行動とは、
契約書の再確認と引っ越した当初の記録でした。
交渉する際に証拠を持っているということはこんなに強いのか
ということを考えされられた出来事であります。
★
もしあの時、私があの場にいなければ、
デリックは2万円を泣く泣く支払っていたのでしょうか?
言葉と文化を100パーセント理解していない友人に起こったトラブル。
そのことを思い返すと、今でも複雑な気持ちになります。
日本に住む外国人も、
今回のエピソードの彼のように、
何かしら引っ越し時や退去の際にトラブルが起こったかもしれません。
外国人に接してる日本人に関しては、
説明しても無駄だろうと説明不足だったり、
不信感を与えているかもしれません。
お互いの事情を語り合い、
こうした防げるトラブルを回避しませんか?
★
外国の人とお友達になりたい!
異文化交流に興味がある!
というそこの皆さん。
わたくし、
ことかずみんは、
「異文化交流会」を
不定期で開催しています。
一緒にピクニックしたり、
時にはランチ会・飲み会
インターナショナルカラオケ
なんかもしてます。
是非一度、遊びに来てください。
こういうエピソードも生まれて
皆んなでほっこりしていますよ。
…..
次回開催は、
【未定】
…
ご参加、お問合せ
お待ちしております♪
そして、
日本在住の海外の人って
・子どもが学校からもらってくる
お便りの文章が理解できない
・明日の遠足に準備するものが
よく分からない
こんなちょっとしたことで
困っていたりするんです。
仲良くなった暁には
ご無理のない範囲で
サポート頂けると幸いです♪